かわつら苺園のジャム製造担当者から直伝
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かわつら苺園が作るレシピと全く同じもので、ご家庭でもお気軽にジャムを作ることができます。スーパーや当園でのジャム用いちごを用いて是非チャレンジしてみてください。ちなみに下の写真サンプルで実際にジャムを作っているのは男性ですよ。男性もできるので、恐らく誰にでもできるでしょう!
ジャム作りのポイントは、火力と深鍋
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★鍋はできるだけ深いものを用意します。苺の分量が鍋に対して1/3くらいが適当です。(これは煮詰めの段階で吹いてしまうからです)
★火力は、最初から最後まで強火で通すこと。品種にもよりますが、仕上がりの色がきれいに出ます。だらだらと長めに熱すると赤がきれいに出ませんので注意が必要です。
当園のレシピ
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●苺 3kg(水洗後、ヘタ取り)
●砂糖 1kg(苺の糖度が充分なので少なめにしています)
●レモン 2~3個
ジャムの作り方
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1. できるだけ深い鍋をご用意下さい。すべての材料を入れた際の高さの少なくも3倍の高さのものがお薦めです。低い鍋を使用した場合、煮詰める段階でジャムの煮汁が鍋から飛び出て大変危険です。
2. ジャムの加熱は最初から最後まで出来るだけ強火がお薦めです。苺ジャムの赤がとてもきれいに仕上がります。低い温度で長時間煮詰めると発色が悪くなります。
メモ: イチゴの分量に合わせて、他の材料の重量を加減して下さい。 -
当園のレシピを参照にして、材料を準備します。かわつら苺園ではジャム用苺も販売しています。お徳です。 流水でさっと苺を洗い流してヘタをきれいに取ります。ヘタを取ると苺の中心にやや硬い部分があるので贈答用にはそこも取ると仕上がりがきれいになります。 深鍋に苺と砂糖を入れ、強火にかけます。こまめにヘラなどでかき混ぜてください。水は一切使わないでください。 5分ほど経つと苺から出た水分でこのようになります。台所は苺の香りで満かいです。よだれを落とさないでね(笑) 10分ほどすると泡が立つようになりますが、強火でがんがん煮てしまいます。あまり吹くようでしたらやや火を弱めます。 15分を過ぎてくるとトロミが出始めますので、時々ヘラからジャムを落として硬さを確認します。ある程度ジャムを切って、写真のように最後の1滴で硬さを判断します。落ちるか落ちないかがベストです。その頃にレモン汁を入れます。 コップに水を注いで中にジャムを1滴落とすと写真のようにある程度まとまります。柔らか過ぎだと、すぐに解けてしまいます。硬さはお好みで調整します。 さあ出来上がりです。アクが出た場合は鍋を持ち上げて全体を円を描くように回すと中央に寄りますので、最小限をお玉か、キッチンペーパーで取り除きます。 ボトルの代わりにコップでも代用できますが、きちんと煮沸消毒してください。きちんとラップをして、お早めに召し上がりください。ジャムは上記材料で約500~600cc取れますよ。